Melissa X UNDERCOVER(アンダーカバー)初のコラボレーション
Melissaと日本や日本のファッションデザインの間に長年の繋がりがあるのはご存知のことと思います。実は、メリッサで何十年もの間クリエイティブディレクターを務めているエディソン・マツオ自身も日系ブラジル人の系譜であり、今現在も続くメリッサのアイコニックなスタイルを作り、デザインを率いてきました。
こういった背景から、2023年の今、メリッサが日本を代表するストリートブランドである「Undercover(アンダーカバー)」と手を取り合うのはとても自然なことと言えます。
デザイナーであり変幻自在に文化を創造する高橋盾は、文化服装学院在学中の1989年(もしくは1990年 - 彼自身も覚えていないとのこと)に自身のブランドであるアンダーカバーを立ち上げました。ブランドの持つパンク精神はまたたく間に人気を呼び、遊び心や反抗心、本物であることを求めるストリートと共鳴しました。カリスマ的なプリントやアイコンは、すぐにアンダーカバーだとわかるブランド独自の特徴になっています。
東京のストリートファッションとパリジャンシックの要素を併せ持ち、もうすぐ25周年を迎えるアンダーカバーは、今さらに洗練されたブランドへと進化しています。パリのファッションショーでは、ストリートウェアとして不動の地位を築いてきた安定感を保ちながらも、新しく見出したダークロマンスを表現しました。
メンズ、ウィメンズともにネオパンクファッションという強みを持つアンダーカバーは、世界の中でも皆んなが最も欲しいアヴァンギャルドなファッションブランドのひとつになりました。そして、アンダーカバーのアイテムは唯一無二なだけでなく、身につけることでさらに楽しめるのです。
今回のアンダーカバーとのコラボレーションで注目すべきことは、ブランドの歴史に刻まれたモチーフをデザインに使用している点です。薔薇やカミソリの刃、スタッズや棘などは、全てアンダーカバーのショーの中でも印象に残るモチーフであり、メリッサとの4種類のコラボレーションではそれらをフィーチャーしています。
MELISSA X UNDERCOVER Spike Bootsは、昨年パリで初お披露目されると同時に、バイヤーたちの中に旋風を起こしました。ユニークなクリアソールに、棘のモチーフと、後ろにレースアップがあしらわれ、ネオパンクを体現するユニセックスなブーツです。水溜りも気兼ねなく歩ける一方で、特別なイベントにも履いていくこともできます。ファッショニスタにはたまらない、他にはないアイテムとなるはずです。
次に、メリッサと高橋盾はすでにあるサンダルのベースを作り直し、MELISSA X UNDERCOVER Spike Sandalsのために新しい型を作りました。その名前の通り、大きく平たいスタッズと薔薇の棘のようなスパイクがデザインされ、何キロでも歩けるような履き心地のいいユニセックスサンダルが完成しました。